CarBoots（カーブーツ）始めます。
数年前に当店が中心となって門司港で立ち上げた「おさんぽマルシェ」。
当時は「マルシェ」という単語も日常的ではなく、知名度のあったカレールウ「カレーマルシェ」から「カレーのイベント？？」などと言われたことを懐かしく思い出します。
その頃は、何となく怪しくて汚い（失礼！）「蚤の市」や「骨董市」しかなく、当店がヨーロッパで見聞したマルシェ、マーケットの再現する先駆けとして始まったマーケットイベントは大変雰囲気の良いおしゃれな空間として人気を博してきました。
その後は、ご承知のとおり、あっという間に日本各地に広がり、今では、全国どこかで同じようなマーケットイベントが同時にいくつも開催されるようになっています。
そのため競争も激しくなり、コンセプトがなかったり、とりあえずマネしてみた的なマーケットはどんどん淘汰されている段階に入っています。
そんな当店が今から始める新たなマーケットイベントが「CarBoots（カーブーツ）」。
カーブーツとは英国英語で「車のトランク」のことで、一般の人たちが不用品を車に詰め込み会場に乗り付け車をブースとして販売するフリーマーケットのことです。
子供さんがいる方や休憩場所にもなり、運ぶ手間も省けるこれからのマーケットです。
モノが飽和状態である現代、日本の２０年先を行く英国では、不用品は捨てるのではなく、リユース、リサイクルするもので、極力循環させます。
本来なら捨てるものなので、様々なものが格安でトレードされ、社会に貢献し、お小遣いを稼ぎながら何があるかわからないワクワク感で、毎週末英国各地の街の広場や学校などで開催されています。 地域のバザー的な要素も多く、近隣の住民の交流やレジャーの場として運営しているところも多く、子供たちがチケットもぎりをしていたりすることもあります。
（不要になったシルバーや磁器などのアンティークに出会うことも多く、英国のディーラーが仕入れてアンティークマーケットで販売。というのもよくあります。もちろん英国を走り回って仕入れをしている当店もそのうちの一人ですが・・。）
そんな「安・近・短・楽」なカーブーツ。これからの注目です。
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